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成田朱希 / Aki Narita
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金魚」 2009 油彩 45.5×37.9cm
成田 朱希
1966、青森生まれ。幼少から漫画、絵本等を手本に絵を描き始める。ヨシダヨシエ(美術評論家)、細江英公(写真家)、増田静江(ニキ美術館)等の強力な応援もあり独学で始めた絵画芸術の感性を開花させる。スペースニキ、彩林堂画廊、ギャラリーミリュウ等で個展開催。从展出品(2000年〜東京都美術館)。「花霊・藤浪理恵子×成田朱希×藤田夢香」展(2000SHINOBAZU GALLERY)、「幻想のエロチカ・大島哲以×成田朱希×作田富幸」(2003SHINOBAZU GALLERY)、「浮世絵と花魁展」(2005羽黒洞)、「幻視ノ貌 大島哲以×作田富幸×成田朱希」(2009SHINOBAZU GALLERY)他
個展「母のない子のように」(2010SHINOBAZU GALLERY)他
装丁・挿画:「ロシア公女」「舞姫タイス」北宋社刊、「舞台/萩原葉子著」中央公論社、「ミッドナイト・コール/上野千鶴子著」朝日新聞社、「玩物草子/澁澤龍彦著」朝日新聞社、「或る酒場/萩原葉子著」毎日新聞社など、多数

ポンデージ、あるいはフランス語のリゴタージュなどという用語が使われているようだが、成田朱希の描く緊縛された少女たちの姿態は、わたしに胎内の暗示を連想させる。受動的に自由をうぱわれた姿態をとらされると、動作が自発性をうしなってしまい、もとへ戻らなくなってしまう、医学用語でいうカタレプシー。極度に病的な緊張、ヒステリー、催眠状態などのとき起る、ギクシャクしたスパズムだが、胎児が子宮内のその空間条件で、からだを窮屈そうにしながら、微かにうごくさまと、それは連想的に類型し、同時に新生時のエロテイシズムのように自閉的である。性生活の起源の論稿『タラッサ』で著名なハンガリーの精神分析学者サンドール・フェレンツィによれば、催眠と性交は発生論的相互依存の関係にあり、催眠は自己造形的手段をとり、性交は他者造形的ということになるが、夢が胎内の記憶にむかって遡航し、光の交錯するヒーメンのカーテンをひらくと、そこはレトロスぺクテイヴなステージであって、イートン・クロップの髪型をした女たちが、カクテルグラスを手にうつろなまなざしを投げているのだ。それはタラッサの海を遠く眺めているにちがいないと、わたしはおもうのだが、それは肉体ではなく、肉体に関する意識のインパルスが、シャンデリアのようにかがやき、わたしは、成田朱希の郷愁がとってもメタフィジカルにおもわれるのだ。
ヨシダ・ヨシエ(1988年 個展によせて)



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「赤いコート」 2011年 油彩 22.7×15.8cm


「幸運な迷宮」 2011年 鉛筆、ペン 25.7×18.2cm

「母のない子のように」 2010 油彩、キャンバス 45.5×37.9cm




「明日はどっち 右手」「明日はどっち 左手」 2010 油彩、キャンバス 各 40.9×31.8cm


「盗まれた月」 2010 油彩、キャンバス 22.7×15.8cm
 
「劇場の少年(男装の少女)」「劇場の少女」 2010 油彩、キャンバス 22.7×15.8cm

「灰の庭(凶鳥)」 2009 ドローイング 39×27cm

「玩具の森」 2009 ドローイング 39×27cm *人人展出品作




















「スカートの下の劇場」  2008 油彩 90.9×72.7cm


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