SHINOBAZUコラム92
2005.2.18

45周年を迎えた不忍画廊

荒井一章

 



長谷川利行「赤い顔」油彩


不忍画廊が上野不忍池畔に誕生して45周年を迎える。1960(昭35)年の事である。私が参加したのは3年後、1963年からである。大勢の画家達とかかわってきた。木村荘八、池田満寿夫、堀内康司、中村正義、駒井哲郎、近藤弘明、大島哲以、井上長三郎、斎藤真一、長谷川利行、靉光、前田寛治など、日本近代美術史の上で名を残す画家達である。そして今なお、これらの人達に引きずられているのがわが不忍画廊なのだ。

45周年を記念の年として、次々と企画展を開催している。手はじめは昨年の長谷川利行展だった。画廊コレクション20数点の珠玉の作品を並べた。「放浪の天才画家・長谷川利行」展にはおよそ1000人もの来廊者があった。何度も通ってくる人がいた。幻の画家をこんなに沢山見られるなんて・・・という人も多かった。しかも非売品はない。世の中不景気でも好きで好きでたまらない人はいるものだ。かなり売れた。5年位かけて売らずに取っておくのは大変しんどいことであったが、大勢の人に喜ばれ、感動を共有できたことは画商冥利というべきか。

(あらいかずあき/画廊主)

2004年11月1日〜20日まで開催された
長谷川利行展の詳細はこちらから>>


 



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