B I R T H 結城泰介+箕輪千絵子+藤田典子展 「点描と刻線から始まる、ストーリー。」
[ 2013年6月15日 ]
2013年7月5日(金)~7月28日(日) 11:00~18:30
オープニング・パーティ: 7月6日(土) 16:00~ 終了しました
休廊日:7(日)、14(日)、15(祝)、21(日)
各作家在廊日: 結城泰介 6, 12, 13, 20, 27, 28/箕輪千絵子 6, 10, 13, 17, 20, 24, 28/藤田典子 5, 6, 27, 28
企画展「BIRTH」では、当ギャラリーが今後の活動を期待する3名の若手アーティストをご紹介いたします。今企画展から、実力と個性を兼ね備え、自信と信念をもって芸術の世界を生き抜ける、優れたアーティストが誕生して欲しい…という願いを込め、タイトルを“BIRTH”に致しました。
サブタイトルは“点描と刻線から始まる、ストーリー。”
結城泰介、箕輪千絵子、藤田典子の3作家とも制作ベースは同じ銅版画ながら、三者三様のスタイルとテクニックによる点描と刻線で作品が構成・表現されています。それぞれの作品が持つ個性が、観客を作品の内側(ストーリー)へと誘い引き込んでいきます。若いアーティスト達の新鮮で繊細な感性と独自の表現力を存分に感じていただける展覧会です。
*** ワークショップを開催いたします!***
画廊内に小さな銅版プレス機を持込み、出品作家による刷りのデモンストレーションを行います。また銅版画に使用する雁皮紙(がんぴし=銅版画等に使用する、ごく薄い和紙)を使用した来客者参加可能なイベント等を、作家在廊日に来場された方の希望に合わせて開催する予定です。
※詳細決定次第告知いたしますが、ご興味ある方には開催日・内容等をお知らせします→ info@shinobazu.com
[ 略歴 ][ 結城 泰介 ]
結城 泰介 Taisuke Yuki
[ 2014年5月26日 ]

「失われた世界」
2015 エッチング、アクアチント、ドライポイント、エングレーヴィング、雁皮紙 250×190mm ed.15
1978 東京都生まれ/2003 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修了/2004-05 武蔵野美術学園交換留学 ハーグ王立美術アカデミー(オランダ)に留学/2007 アーティストインレジデンス アートスタジオ五日市に招聘 ◆現在:東京藝術大学版画研究室助手、女子美術大学短期大学部非常勤講師 ◆所属:日本版画協会会員、大学版画学会会員
◆2013 B I R T H 結城泰介+箕輪千絵子+藤田典子展 「点描と刻線から始まる、ストーリー。」(不忍画廊)/2012 ノヴォシビルスク国際グラフィックトリエンナーレ(ノヴォシビルスクステート美術館、ロシア)/2011 日本版画協会 第79回版画展《準会員佳作賞(G賞)》会員推挙/2010 現代版画の精鋭たち展(特定法人京都藝際交流協会ART FORUM JARFO、京都)、日本版画協会 第78回版画展《準会員最優秀賞》/2009 国際版画交流展 ニホン・ポルトガル・オランダ(群馬/長崎/ポルト/アムステルダム)/2008 山口源新人賞受賞作家展(沼津市庄司美術館、静岡)、個展(ぎゃるり葦、山形)、個展(平安画廊、京都)/2007 日本版画協会 第75回記念版画展(以後毎年)、《山口源新人賞》準会員推挙/2006 GAU Vers van de pers展 (Graphic Atelier Utrecht、ユトレヒト)、「第5回レッセドラ国際ミニプリント展」(ブルガリア、ソフィア)/2005 Allianz オランダ版画賞《三等賞》(オランダ)、BIZSIZ Cagdas sanat onemeler展(イスタンブール)/2003 武蔵野美術大学大学院修了制作展(武蔵野美術大学、東京)/2002 五箇山、視座、作家達展(ギャルリプチボア、大阪)/2000 版画 五箇山和紙による試み-本というカタチ-展(平村郷土館、富山)、第26回全国大学版画展《買上賞》(町田市立国際版画美術館)、武蔵野美術大学卒業制作展《優秀賞》(武蔵野美術大学、東京)
◆収蔵:町田市立国際版画美術館、沼津市庄司美術館、東京都あきる野市
点/線について
“我が家の小さな庭の一角にあるクロヤマアリの巣。アリ達は、今日も巣穴からせっせと土の粒を運び出し、周りに広大な砂丘を築いている。正に 「チリも積もれば山となる」 とはこの事だ。
私は銅板に鉄筆を立てる時、一匹のアリになる。コツコツと。淡々と。”
【 出品作品はこちら 】
[ 藤田 典子 ]
藤田 典子 Noriko Fujita
[ 2014年5月26日 ]
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「wild bird」 2011
エッチング ed.20 23.5×19.5cm |
1988 大阪府大阪市生まれ/2011 愛知県立芸術大学 美術学部美術科 油画専攻 卒業現在 同大学院美術研究科博士前期課程(修士)油画・版画領域 在籍
2013 B I R T H 結城泰介+箕輪千絵子+藤田典子展 「点描と刻線から始まる、ストーリー。」(不忍画廊)/2012 美系優秀−美術系学生選抜展− (春日井文化フォーラム)、「うつす」展(愛知県美術館ギャラリー)、BIBLIOTECA-ARTE PRINT LAB.collection of prints(長久手中央図書館・09~毎年)、INDIRECT’12(GALLERY APA/愛知)、クラコウ国際版画トリエンナーレ(クラコウ市立美術館/ポーランド)、第37回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館)、第六回大学版画展受賞者展(文房堂ギャラリー)、日本版画協会第80回版画展(京都市美術館)/2011 日本版画協会第79回版画展(京都市美術館:第78回展も)、Japanese Contemporary Printmaking Exhibition 現代日本版画展(中国美術学院美術館)、交差する版画 Exchange Exhibition of Printmaking 2011(名古屋造形大学Dギャラリー/愛知)、第36回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館:第34,35回展も)/2010 口論義Art Festival (愛知県口論義運動公園)、第7回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展(大野城まどかぴあ/大分)、garden(愛知県立芸術大学講義棟)/2009 トライアングル(愛知県立芸術大学講義棟)◆個展:2012 Fresh2012藤田典子展(伊勢現代美術館)、藤田典子展(GALLERY N/愛知)/2011 「-Room-」(GALLERY ID/愛知) ◆賞歴:2011、12 日本版画協会第79回、80回版画展《賞候補》(京都市美術館)、2011,12 第35回、36回全国大学版画展《買上賞》(町田市立国際版画美術館)/2012 クラコウ国際版画トリエンナーレ《入選》(クラコウ市立美術館)
点/線について
“点は思考の細胞であり、線は思考の流れであると考えています。線や点刻など緻密に描く行為はとても小さく儚いものですが、その一つ一つは、不確かで曖昧な現実世界に生きる私たち自身のようで、とても愛おしく感じています。思考の集積が細胞のように蠢き合い、新たな世界を導き出してくれます。
【 出品作品はこちら 】
[ ブログ ]
BIRTH 結城泰介×箕輪千絵子×藤田典子
[ 2013年7月18日 ]
結城泰介 Taisuke Yuuki




結城さんは摺りが好きな銅版画家として稀な作家。
展覧会場にプレス機を持ってきて下さり、ワークショップ(中学生への指導)や、
何度も摺りのデモンストレーションを行って頂きました。


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箕輪千絵子 Chieko Minowa




箕輪さんのワークショップは、自作を雁皮紙に摺り薄い糊で来場者の腕に貼付け、タトゥーのように見せるというもの。
かなり好評で20名ほどの方々が体験してくれました。



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藤田典子 Noriko Fujita



