橋場信夫展 -マンダラ 素粒子力学と仏教の邂逅-

[ 2016年3月14日 ]

橋場信夫 untitled 2006 ミクストメディア 120×120

 2016.4.8(金)-30(土) 11:00-18:30 日祝休廊

ミクロの視点から見ると物質も、人間も、世界も、宇宙もすべてが最小単位である量子の集まりでできています。
粘土を指で丸めた小さなドットをその量子に見立てキャンバスを構成する橋場信夫の絵画は、
最先端の物理学と仏教の邂逅によるマンダラの世界を表現しています。

   
Untitled(1.銅) Untitled(10.プラチナ) Untitled(12.黒) Untitled(13.銅) Untitled(19.緑青)
橋場信夫 橋場信夫 橋場信夫 橋場信夫 橋場信夫
Untitled(21.錆) Untitled(24.錆) Untitled(6.銅) Untitled(8.銅、金ドット) Untitled(上15.銅/下25.立体)
橋場信夫 橋場信夫 橋場信夫 橋場信夫 橋場信夫

 

 

同時開催:ふるかはひでたか小展示「『江戸-東京』~皿の上」

ふるかはひでたか 双六-振り出し/上がり 2015 和紙、墨、アクリル 320×260

アーティストルーム(パークホテル東京31Fの客室壁画)の取材から派生した平面作品を発表。日本橋の老舗に「江戸-東京」を探します。

※こちらの展示は小展示室にて4/14(木)~30(土)の展示になります。

 

2016.4/14(木)~16(土)
東京 アート アンティークは、日本橋・京橋地域の美術店・ギャラリーを初心者でも楽しくまわれるよう、さまざまなイベントをご用意しております。参加費、予約は不要!気候の良いこの期間に骨董巡りやお気に入りのアート探しをお楽しみください。
※当画廊も参加しております。こちらもあわせてお楽しみください。

 

[ ブログ ][ 佐々木誠 ][ 橋場 信夫 ][ 田沼 利規 ] 会場記録:橋場信夫展 -マンダラ 素粒子力学と仏教の邂逅-

[ 2016年7月1日 ]






作品と橋場さん。作品のスケールがよくわかります。

作品についてスタッフにレクチャー中。

まず、ドット(素粒子)の大きさを9mmと決めた。次にグリッド(帝釈天の網)の間隔を、ドットの直径と黄金比になるように15mmと決めた。したがって、15mmのグリッドの交点に9mmのドットを置くか、置かないかで作品が成立する。さらに、ドットを置く=1、ドットを置かない=0とすれば二進法=コンピュータ言語となるのだ。このアイデアは、私をわくわくさせた。
私は、毎日のように方眼紙にスケッチをし、粘土をひとつひとつ指で丸めてはキャンバスに置いていった。
「小さなドットを、ある規則性を持って配置すると、そこに芸術世界が生まれる。それを指揮するのは美である」と。
また、こうも思うのであった
「ある単位を並べて意味を持たすことは、人間が絵を描くことの以前からあった創造の根源ではないだろうか」と。

橋場信夫(作家ステートメントより抜粋)


神的なものをテーマに制作を行う彫刻家の佐々木誠氏の作品。橋場さんのテーマとも通じるところがあり、本展に出品をお願いしました。

橋場さんとは10年前から親交のある作家、田沼利規氏の作品も合わせて展示

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